7月19日、勇気・後悔・つながりを紡ぐ名曲たち
何気なく開いたカレンダーに、ふと目が止まる──「7月19日」。
この日は、ある人にとっては「背中を押された記憶の日」、またある人にとっては「そっと涙を流した夜」かもしれません。
そんな“心の記憶”に寄り添うように、今日ご紹介するのは、いずれも感情の起伏と人とのつながりを歌った3曲。
今も多くの人に聴かれ続ける名曲たちです。
Katy Perry「Roar」：サバンナで叫ぶ、自分自身の声
2013年7月19日、日本のYouTube公式チャンネルで公開されたKaty Perryの「Roar」は、まさに“自己肯定ソング”の金字塔。
それまでの恋愛路線とは異なり、自立と覚醒をテーマにしたこの楽曲は、全米・全英1位を獲得し、世界中で大ヒットを記録しました。
MVでは、飛行機事故に遭いジャングルに取り残された主人公が、最初はおびえていたものの、やがて“百獣の女王”のように成長していく姿が描かれます。
“私は虎の咆哮のように叫ぶ”というサビの歌詞は、誰かに振り回された過去を乗り越えていく決意そのもの。Katyのビジュアルと歌詞のシンクロが見事です。
James Blunt「Bonfire Heart」：ささやかな火が、孤独を灯す
同じく2013年7月19日にYouTubeで公開されたJames Bluntの「Bonfire Heart」は、より素朴で温かみのある一曲。
バイクでアメリカ西部を旅しながら、出会った人々とつながっていくMVは、ロードムービー的な清涼感があります。
歌詞の中では「誰もが燃えるような心を持っている」と繰り返され、誰かと寄り添うことの大切さが柔らかく描かれています。
スモーキーなJamesの歌声と、ミニマルなアコースティックサウンドが、心の奥に静かに響きます。
Passenger「Let Her Go」：失ってから気づく、君のぬくもり
2012年7月19日にYouTube日本公式アカウントでも紹介されたPassengerの「Let Her Go」は、失恋バラードの中でも随一の名曲。
「いなくなってから愛していたと気づく」という切ない歌詞が、アコースティックなギターと共に、夜の深い孤独に寄り添ってくれます。
MVはライヴ映像とリリックカットを交えたシンプルな演出。そこがむしろ、歌詞の真っ直ぐな感情を際立たせています。
2020年代になってもTikTokやドラマ挿入歌などで再評価が進んでおり、時代を超えて愛される理由を再確認できる一曲です。
人生の節目や、静かな夜、心が揺らぐ瞬間に、そっと寄り添ってくれる音楽たち。
今日という一日が、あなたにとって“忘れられない7月19日”になりますように。
コメント