7月21日、音楽が刻んだ「再生」と「衝動」の記憶
太陽が高く昇る7月の空。その下で、ロックは叫び、バラードは涙を誘い、静かな声が心に沁み込んでいく——そんな「音楽の記憶」が、今日という日にはぎっしりと詰まっています。
この記事では、2000年代から2020年代にかけて、まさにこの日に世界を震わせた3つの瞬間を辿っていきましょう。
目次
- 「Sweet Child o’ Mine」誕生の瞬間 ─ Guns N’ Roses(1987年)
- “14週連続1位”が伝説となったバラード ─ Mariah Carey(2005年)
- 夢と幻のはざまを生きる歌姫 ─ Lana Del Rey(2017年)
「Sweet Child o’ Mine」誕生の瞬間 ─ Guns N’ Roses(1987年)
1987年7月21日、音楽史に残るハードロックの名盤が生まれました。Guns N’ Rosesのデビュー作『Appetite for Destruction』です。今や伝説とされる“Sweet Child o’ Mine”のイントロ、LAの猥雑さを描いた“Welcome to the Jungle”、反骨精神がむき出しの“Paradise City”など、すべてが一級品。
Axl Roseの咆哮とSlashのギターが混じり合うサウンドは、今聴いても衝撃的なほど生々しい。
“14週連続1位”が伝説となったバラード ─ Mariah Carey(2005年)
“私たちは一緒でなければならなかった”——あまりにもストレートなその想いを、マライア・キャリーは全身全霊で歌い上げました。2005年7月21日、全米チャートのトップに君臨し続けていたこの曲は、14週連続1位という記録を打ち立て、彼女の“復活”を象徴する存在に。
ミュージックビデオでは、実際に過去の結婚式で使用した27フィートのドレスを再利用するなど、人生の痛みと向き合う決意がにじんでいます。
夢と幻のはざまを生きる歌姫 ─ Lana Del Rey(2017年)
2017年7月21日、Lana Del Reyがアルバム『Lust for Life』をリリース。
表題曲ではThe Weekndとのデュエットが実現し、夢遊のような音世界が展開されます。
古き良きアメリカと現代の閉塞感、その両方を憂うような詩世界に、今なお根強い共感が寄せられています。
今年(2025年)も大型フェス出演が続いており、彼女の“絶えない夢”はリアルタイムで更新中です。
結び
時代もジャンルも違うけれど、それぞれが「声」を通して誰かの人生に寄り添ってきました。
7月21日は、ただの夏の日ではなく、“音楽が人生に追いついてきた瞬間”の記念日なのかもしれません。
今、あなたの心にはどのメロディが残りましたか? その音をそっと連れて、今日という日を少し特別に過ごしてみてください。
関連動画案内
- Guns N’ Roses 公式アルバム動画『Appetite for Destruction』
- Mariah Carey「We Belong Together」HDリマスターMV
- Lana Del Rey「Lust for Life」公式ビデオ(The Weeknd共演)
コメント