揺れる鼓動と真夏の余韻──8月1日の名曲たち3選

Retro-style group dancing on roller skates down a sunny palm-lined street.(ヤシの木に囲まれた晴天の路上で、ローラースケートを履いて踊るレトロ風ファンキーな仲間たち) ブログ

揺れる鼓動と真夏の余韻──8月1日の名曲たち3選

ふとした瞬間、どこからともなく聞こえてくる歌に心が持っていかれることがある。それが真夏の昼下がりなら、なおさらだ。冷房の効いた部屋で目を閉じていると、過去と現在が交差するような感覚に襲われる。今日紹介する3曲は、そんな“どこかへ連れていかれる”ような楽曲ばかり。青春の中の痛みや高揚、そして自分でも気づかなかった鼓動を呼び起こしてくれる。

Silk Sonic「Skate」(2021年8月1日 MV公開)

Bruno MarsとAnderson .Paakという異色かつ最強タッグが生んだSilk Sonicの第二弾シングル。70年代ソウルとラテンのテイストを融合させたこの曲は、まさに“真夏のローラーディスコ”をそのまま音にしたような一曲。MVでは、スケートリンク上で演奏する2人とカラフルなダンサーたちが登場し、華やかさと懐かしさが絶妙に共存している。

2025年現在、Bruno Marsはソロでのワールドツアーを継続中。Anderson .Paakもライブ活動を精力的に展開しており、ファンの間ではSilk Sonicとしての再結集も待ち望まれている。

Panic! At The Disco「I Write Sins Not Tragedies」(2006年8月1日 UKリリース)

ブレンドン・ユーリー率いるPanic! At The Discoの名を一躍世に知らしめたこの曲。皮肉たっぷりの歌詞とミュージカル風のMVが話題を呼び、エモ・ポップ全盛期を象徴する一曲となった。「教会の結婚式」「サーカス団の乱入」「口論する新郎新婦」など、どこか芝居がかった演出が曲の世界観をより強固にしている。

2023年に惜しくも活動を終了したものの、その存在感は今なお色褪せない。YouTubeコメント欄には、「あの頃の自分を思い出す」「この曲で音楽に目覚めた」という声が絶えない。

Ariana Grande「Problem (ft. Iggy Azalea)」(2014年8月1日 UKリリース)

“あなたがいない方が幸せ”という逆説的な愛の宣言を、力強くポップに仕上げたアリアナ・グランデの代表曲。囁くようなウィスパーボイスと、Iggy Azaleaのラップが交錯する構成は、当時のポップシーンに鮮烈な印象を与えた。

この曲は全米・全英で上位にランクインし、Arianaのトップスターへの道を確かなものにした。2025年は映画版『ウィキッド』での活躍が続き、アルバムのリリースも囁かれており、ますます目が離せない存在だ。

結び

それぞれの楽曲が放つビートや旋律が、日常に一瞬の揺らぎをくれる。真夏の午後に立ち止まって、音に身を委ねてみるだけで、景色はすっと違って見えるものだ。もしあなたの中に、ほんの少しでも“今この瞬間の自分を肯定したい”気持ちがあるなら、音楽はきっとその背中を押してくれるはず。

この夏が、あなたにとって忘れられない季節になりますように。

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